トリキュラー

安全で効果の高いトリキュラー

トリキュラーとは、卵胞ホルモンと黄体ホルモンを含んだ経口避妊薬の名前です。

 

 

低用量避妊ピルと呼ばれる種類のピルの一つで、含有ホルモンの働きで本来起こるはずの排卵を抑制し、受精を防ぐ効果があります。

 

 

低用量ピルとはその名の通り、含有するホルモンの量が非常に少ないものです。

 

 

高・中用量ピルは月経トラブルや婦人病などの治療に使用することを目的としていたため、避妊目的の女性にとっては不必要に多くのホルモンが含まれていたのです。

 

 

こういった問題を解決するため、ごく少量で避妊効果を得られる低容量ピルが開発されました。

 

 

トリキュラーは、21錠の錠剤が1つのシートに収められており、毎日決まった時間に1錠ずつ服用することになります。

 

 

特徴としては、卵胞ホルモン濃度は21日間分一定に保たれていますが、黄体ホルモン配合量は6日分、5日分、10日分がそれぞれ異なっています。

 

 

こうすることで、月経周期の前半には比較的必要ない卵胞ホルモンを少なくし、身体の自然のままのホルモン分泌に合わせることができます。

 

 

後半はしっかりとホルモンを配合することで、摂取するホルモン量を極力減らしながらも高い避妊効果を得ることができるのです。

 

 

3週間服用し、残りの1週間は休薬することになります。

 

 

このため錠剤を服用する順番には注意が必要で、万が一シートを逆から飲んだりすると避妊の効果は得られません。

 

トリキュラーの副作用

また、どんな薬でもそうであるように、トリキュラーにも副作用が出現します。

 

 

ただし、他の避妊薬と比べてその発現頻度は非常に稀なので、安心してください。

 

 

低用量ピルという特性上、含有しているホルモン量は効果を得られるギリギリまで下げられています。

 

 

これは体へ与える負担を減らすためで、これによって副作用も非常に少なくなっているのです。

 

 

体内のホルモン環境が変化したことで副作用が起きるのです。

 

 

不正出血や下腹部痛、吐き気や胸のむかつきなどが挙げられます。

 

 

ただ、こういった副作用は体がホルモンに慣れていくにつれ、軽減されることが殆どです。

 

 

多くの場合で、3カ月飲み続けていればほぼ副作用は消失していきます。

 

 

また、非常に稀ですが、年齢が高い女性や喫煙者を中心に血栓を引き起こしたりすることもあります。

 

 

こういった条件に当てはまる人は、必ず服用する前に医師の診察を受け、相談してから行うようにしましょう。

 

 

医師の指導の下で用法や容量を正しく使用すれば、非常に安全で効果の高い薬です。

 

 

避妊薬を探している人は、良く調べてみましょう。

 

効果も安全性も高いトリキュラー

現在、避妊をしている若い女性のなかで利用されているのが低用量ピルです。

 

 

これを服用することによって性行為をしても妊娠することを防いでくれるのです。

 

 

その低用量ピルのなかで人気のあるものの一つがトリキュラーです。

 

 

これはドイツで製造されている医薬品ですでに世界各国で愛用している女性が大勢いらっしゃいます。

 

 

その作用は主にホルモン分泌系をコントロールすることにあります。

 

 

ホルモンをコントロールして排卵を抑制してしまうのです。

 

 

排卵がなければ性行為をしたとしても受精することはありえません。

 

 

肝心の卵子がないため、精子だけでは受精卵とならないからです。

 

 

また仮に排卵していたとしても、子宮内に精子が侵入させない効果がトリキュラーにはあります。

 

 

さらに、万が一卵子に精子が受精したとしても子宮に定着(着床)するのを防止するのです。

 

 

排卵の抑制・精子の進入阻止・着床防止、この3つの作用があるため非常に効果が高いとして注目されているのです。

 

安全性が高い避妊ピル

ただし、トリキュラーは服用の仕方に特徴があります。

 

 

用量を三段階に分けた三相性タイプとなっています。

 

 

そのため、服用方法には細心の注意をする必要があります。

 

 

まず、1日1錠が基本です。

 

 

決められた順番に三段階に分けた用量を服用することになるのです。

 

 

しかもなるべく決められた時間に飲むように心掛けなくてはなりません。

 

 

ただ食前・食後、どちらでもかまわないため、その辺は気楽に利用することができます。

 

 

このように細かな服用方法を採っていることで高い効果がある一方で、副作用は他の低用量ピルに比べて副作用が弱いというメリットもあるのです。

 

 

といっても、医薬品であることは変わりがないので当然副作用はあります。

 

 

その副作用はホルモン環境の変化に伴うもので悪心や頭痛、下腹部の痛みなどがありますが、重い症状になることは少ないです。

 

 

また、使い続けていくうちに体内のホルモンが一定となるため、症状そのものが少しずつ治まっていく傾向にあります。

 

 

ただ、この低用量ピルを服用するときはなるべく喫煙を控えるように指導している医師も多いため、なるべき喫煙は避けるべきです。

 

 

また避妊薬として使われることの多いトリキュラーですが、それ以外にも生理不順を正常に整える効果があることが知られています。

 

 

生理周期をコントロールすることができるため、スケジュールに合わせて生理を遅らせることもできるのです。

 

 

効果が高い一方で安全性も高いということで、今後も利用者が増えていくと言われています。